初デート

待ち合わせ場所に着いたら

彼は私を手招きして

助手席ではなく後ろの席へ

何故?と思った途端に

抱きしめられた

 

全身で喜びを表す人

1つ年上なのに

まるで子供のように…

 

こんなにも私を想ってくれる

大切にしないと…って思った

 

彼のお気に入りのお店へ

ドライブがてら向かう

食べる前に

返事を聞かせて欲しいと…

 

私の気持ちはもう決まっていた

喜んでお願いします…と伝えると

彼の顔は笑顔になった

 

スロースタートな私だけど

きっと彼の事は大好きになれる…と思った

 

トラウマや傷ついた心を

きっと彼は癒してくれる

それ以上の愛で包んでくれる

そう思える人だと思った

 

夕方になると雨も上がり

彼が私を連れて行きたいと言っていた

岬に行けた

 

海は大好き

波の音は癒される

海の香りや風が私を穏やかにしてくれる

 

彼はたくさん写真を撮って見せてくれた

私の姿がたくさん

私への想いが溢れてる

すごく愛情深い人

 

あっという間に夜になって

夜ご飯の時間が過ぎてもお腹が空かない

 

彼は何も言わない

お店はもう閉まってる

 

私は少し迷ってから

ウチに来ない?と伝えると

彼はいいの?と何度も…

 

少し買い物をして

待ち合わせ場所へ私の車を取りに行き

2台で私のアパートへ向かった